東京国立博物館 - 風信帖公開 ― 2014年10月19日 20:59
東京国立博物館の2室(国宝室)の風信帖の公開が終わってしまいました。
京都へ行っても見ることができるとは限らない風信帖が関東地方にあるのはほんとうに珍しいことなので毎週通ってました。
でも10月5日と13日は台風直前の雨にぶつかってしまいました。 ほんとうは外出したくない日ですがまあ仕方がない。
次はいつになるんでしょうか。
情報処理技術者試験の準備があったため今ごろ書いています。
東京国立博物館 - 特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」 ― 2014年07月06日 09:37
7月5日(土)に東京国立博物館で開催されている特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を見てきました。例の白菜です。
入口で荷物検査。 国立博物館で荷物検査を受けたのは初めてです。 何を探しているんだろう。
11時前に到着したら翠玉白菜の入場待ちが180分!! 雨で涼しいとはいえ3時間も待っていられません。
早々に諦めて荷物を東洋館のコインロッカーに預けました。
東洋館と本館と法隆寺宝物館を回ってもまだ13時くらい。列は短くなりません。
法隆寺宝物館の中2階の資料室でとても個人では手が出ない全集ものを眺めて時間をつぶします。いつも時間がなくて素通りだったのですが, 今日はゆっくり時間を使えます。
実は仕事の関係で電話待機中だったんですが, 自宅より上野の方が近いので, 落ち着いて掃除もできないくらいなら上野公園にいる方がマシなんです。 もちろん混んできたらいつでも外れるつもりでしたが, そんなことにはならず待機時間が終わりました。
18時15分に本館前に行くと翠玉白菜待ちの列はかなり短くなっていました。 それでもすぐには入れないので, 先に平成館会場へ向かいます。
○平成館会場
音声ガイドを借ります。520円。
どうしても書跡に集中してしまいます。 絵画の方はあまり関心がわきません。
汝窯の青磁も見事。 雨上がりの空の色と言っても2パターンあります。 一気に湿度が下がって澄んだ青空が見えるとき。 降った雨が蒸発して水蒸気が戻って湿っぽい青空になるとき。 汝窯青磁の色は2番目の空の色です。
史上最高の文人皇帝徽宗自身の作品は書跡1・画1でした。 アーティストとして生涯を送っていたらどれだけの名品を残したか。 本当に惜しい。 でも宋王室に生まれてしまったんですよね。 そして北宋は滅亡への道をたどることに。
○翠玉白菜
平成館を出たら19時45分。 さすがに本館前の翠玉白菜待ちの列はもうありません。 入れそうです。 東洋館のコインロッカーから荷物を出してから特別5室に入ります。 パスポートにもう一度スタンプを押してもらいます。 本館特別5室に入るとまだまだ並んでいます。 約20分でようやくそばに行けます。
先に最前列で見る機会があります。 ただし立ち止まってじっと見ているとアイドル握手会みたいに急かされます。 最前列を抜けて外側からは好きなだけ見ていられます。
実物の翠玉白菜は写真や映像よりはるかにクリアな色でした。 やっぱり実物を見ないと。 自然と人間の美意識の偶然の出会いが生み出した不思議です。
○親と子のギャラリー 仏像のみかた 鎌倉時代編
本館11室と14室で6月10日から8月31日まで「親と子のギャラリー 仏像のみかた 鎌倉時代編」を開催中です。
展示品リストはここ。
所蔵品だけでこれだけの展示ができるってのは何なんでしょうね。
○パスポート
今回の台北國立故宮博物院展でパスポートの6展目になりました。
6か月と1日で特別展枠を使い切りました。 こんなに早いペースで使うつもりはなかったんですが, ゴールデンウィークに京都国立博物館(5/1)と奈良国立博物館(5/2)を回ったため, ほぼ半年で終わってしまいました。
見比べると京都と奈良はスタンプの形式が違っています。 奈良は一回り小さくて「一回限り」がありません。京都は長方形で日付もありません。パスポートで入場すると半券が残らないので日付くらいはほしいかなぁ。 2会場に分かれているときは一枠に2回押すんですね。 白菜が緑色インクなのは当然か。國立が入らないのはまあ仕方がない。
東京都写真美術館 - 101年目のロバート・キャパ~誰もがボブに憧れた ― 2014年05月11日 22:20
一つ残していた東京都写真美術館の「101年目のロバート・キャパ~誰もがボブに憧れた」に行ってきました。 最終日です。 入場者も多く盛況です。
苦しい。 自分の生きてきた世紀の戦争がテーマですから単に鑑賞する気分にはなれません。 平家物語絵巻を見るのとは違います。
あまりにも苦しくて早足で通り抜けてしまいました。 20分間くらい。
帰りに秋葉原へ寄って部品探し。 探していたものがありません。 同じメーカーでシリーズの異なるものはあるんですがサイズが合いません。 ネット通販にします。
京都国立博物館 - 特別展覧会「南山城の古寺巡礼」 ― 2014年05月04日 11:47
5/1~5/2の京都・奈良・大阪旅行の一環で5/1に京都国立博物館の特別展覧会「南山城の古寺巡礼」を見てきました。
東京国立博物館のパスポートの特別展4展目です。 音声ガイド520円。
タイトルにあるように京都と奈良の間に点在するお寺がテーマです。 地図を見ると文字どおりに点在していてまとめて見られる本展覧会は貴重です。
こんなにたくさんの歴史のあるお寺があるとはさすがに古都周辺地域です。 これだけ自分で回ったら何日もかかってしまいます。
関係者の皆様ありがとうございます。
東京国立博物館 - 開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」 ― 2014年05月04日 11:22
この記事で書いたようにアクシデントで情報処理技術者試験に出席できなくなった午後に東京都写真美術館と東京国立博物館へ行ってきました。
東京国立博物館パスポートの特別展3展目です。 音声ガイド515円。
臨済宗の開祖栄西と建仁寺についての特別展です。 少しだけですが自筆文書もありました。 手書き文字には人となりが表れるので見逃せません。
目玉展示は建仁寺のお宝である俵屋宗達や海北友松の国宝・重要文化財の作品なんでしょうね。
長崎・春徳寺の大きな涅槃図が展示されていました。 清時代の中国で作られたものです。 春徳寺さんにこんなお宝があったとは初めて知りました。
本館7室に関連展示として尾形光琳の重文「風神雷神図屏風」も展示されています。
本館11室には蓮華王院本堂つまり三十三間堂の千手観音立像3躯が展示されていました。 Wikipediaの記事を見ると1001躯のうちの5躯が奈良・京都・東京の国立博物館に寄託されています。
20号像(湛慶作)が奈良、30号像(湛慶作)が京都、40号像(湛慶作)、493号像(院承作)、504号像(隆円作)が東京の国立博物館に寄託されている。
位置と番号は一対一で対応が確定しています。 左上角から下へ1号・2号と番号が付けてあります。 左上から2躯目が11号です。 最上段が□□1号で最前列が□□0号になります。 じゃあ三十三間堂のその場所はどうなっているんでしょうか。 今度京都に行ったときに見てきましょう。
東京国立博物館の3躯は鎌倉再建像から慶派・院派・円派のそれぞれから1躯が選ばれていて比較できるようになっています。
3躯が三角形に並んで集団の力を感じます。 複数の最小は2ですがもっと強いものが3にはあります。 三尊像が多く造られるのもそのためかもしれません。
三十三間堂の千手観音立像についてはこの記事がおすすめです。
東京都写真美術館の記事はこれ。
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