東京国立博物館 - 開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」2014年05月04日 11:22

この記事で書いたようにアクシデントで情報処理技術者試験に出席できなくなった午後に東京都写真美術館と東京国立博物館へ行ってきました。

開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」

東京国立博物館パスポートの特別展3展目です。 音声ガイド515円。

臨済宗の開祖栄西と建仁寺についての特別展です。 少しだけですが自筆文書もありました。 手書き文字には人となりが表れるので見逃せません。

目玉展示は建仁寺のお宝である俵屋宗達や海北友松の国宝・重要文化財の作品なんでしょうね。

長崎・春徳寺の大きな涅槃図が展示されていました。 清時代の中国で作られたものです。 春徳寺さんにこんなお宝があったとは初めて知りました。

本館7室に関連展示として尾形光琳の重文「風神雷神図屏風」も展示されています。

本館11室には蓮華王院本堂つまり三十三間堂の千手観音立像3躯が展示されていました。 Wikipediaの記事を見ると1001躯のうちの5躯が奈良・京都・東京の国立博物館に寄託されています。

20号像(湛慶作)が奈良、30号像(湛慶作)が京都、40号像(湛慶作)、493号像(院承作)、504号像(隆円作)が東京の国立博物館に寄託されている。

位置と番号は一対一で対応が確定しています。 左上角から下へ1号・2号と番号が付けてあります。 左上から2躯目が11号です。 最上段が□□1号で最前列が□□0号になります。 じゃあ三十三間堂のその場所はどうなっているんでしょうか。 今度京都に行ったときに見てきましょう。

東京国立博物館の3躯は鎌倉再建像から慶派・院派・円派のそれぞれから1躯が選ばれていて比較できるようになっています。

3躯が三角形に並んで集団の力を感じます。 複数の最小は2ですがもっと強いものが3にはあります。 三尊像が多く造られるのもそのためかもしれません。

三十三間堂の千手観音立像についてはこの記事がおすすめです。

東京都写真美術館の記事はこれ

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