東京国立博物館 - 特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」2014年07月06日 09:37

7月5日(土)に東京国立博物館で開催されている特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」を見てきました。例の白菜です。

入口で荷物検査。 国立博物館で荷物検査を受けたのは初めてです。 何を探しているんだろう。

11時前に到着したら翠玉白菜の入場待ちが180分!! 雨で涼しいとはいえ3時間も待っていられません。

早々に諦めて荷物を東洋館のコインロッカーに預けました。

東洋館と本館と法隆寺宝物館を回ってもまだ13時くらい。列は短くなりません。

法隆寺宝物館の中2階の資料室でとても個人では手が出ない全集ものを眺めて時間をつぶします。いつも時間がなくて素通りだったのですが, 今日はゆっくり時間を使えます。

実は仕事の関係で電話待機中だったんですが, 自宅より上野の方が近いので, 落ち着いて掃除もできないくらいなら上野公園にいる方がマシなんです。 もちろん混んできたらいつでも外れるつもりでしたが, そんなことにはならず待機時間が終わりました。

18時15分に本館前に行くと翠玉白菜待ちの列はかなり短くなっていました。 それでもすぐには入れないので, 先に平成館会場へ向かいます。

○平成館会場

音声ガイドを借ります。520円。

どうしても書跡に集中してしまいます。 絵画の方はあまり関心がわきません。

汝窯の青磁も見事。 雨上がりの空の色と言っても2パターンあります。 一気に湿度が下がって澄んだ青空が見えるとき。 降った雨が蒸発して水蒸気が戻って湿っぽい青空になるとき。 汝窯青磁の色は2番目の空の色です。

史上最高の文人皇帝徽宗自身の作品は書跡1・画1でした。 アーティストとして生涯を送っていたらどれだけの名品を残したか。 本当に惜しい。 でも宋王室に生まれてしまったんですよね。 そして北宋は滅亡への道をたどることに。

○翠玉白菜

平成館を出たら19時45分。 さすがに本館前の翠玉白菜待ちの列はもうありません。 入れそうです。 東洋館のコインロッカーから荷物を出してから特別5室に入ります。 パスポートにもう一度スタンプを押してもらいます。 本館特別5室に入るとまだまだ並んでいます。 約20分でようやくそばに行けます。

先に最前列で見る機会があります。 ただし立ち止まってじっと見ているとアイドル握手会みたいに急かされます。 最前列を抜けて外側からは好きなだけ見ていられます。

実物の翠玉白菜は写真や映像よりはるかにクリアな色でした。 やっぱり実物を見ないと。 自然と人間の美意識の偶然の出会いが生み出した不思議です。

○親と子のギャラリー 仏像のみかた 鎌倉時代編

本館11室と14室で6月10日から8月31日まで「親と子のギャラリー 仏像のみかた 鎌倉時代編」を開催中です。

展示品リストはここ

所蔵品だけでこれだけの展示ができるってのは何なんでしょうね。

○パスポート

今回の台北國立故宮博物院展でパスポートの6展目になりました。

東京国立博物館パスポート

6か月と1日で特別展枠を使い切りました。 こんなに早いペースで使うつもりはなかったんですが, ゴールデンウィークに京都国立博物館(5/1)と奈良国立博物館(5/2)を回ったため, ほぼ半年で終わってしまいました。

見比べると京都と奈良はスタンプの形式が違っています。 奈良は一回り小さくて「一回限り」がありません。京都は長方形で日付もありません。パスポートで入場すると半券が残らないので日付くらいはほしいかなぁ。 2会場に分かれているときは一枠に2回押すんですね。 白菜が緑色インクなのは当然か。國立が入らないのはまあ仕方がない。

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